ワーキングペアレントのための働き方改革最前線｜ジョブ型雇用・副業・キャリアデザインの選び方とリアル

ジョブ型雇用とは？共働き世帯に広がる新しい働き方

従来の「メンバーシップ型」雇用（総合職・転勤あり・長時間労働）と異なり、「ジョブ型雇用」は職務や成果が明確。
JACリクルートメントの2023年の調査によれば、国内企業の約4割が「ジョブ型雇用をすでに導入している」または「導入を検討・予定している」と回答しており、特に大企業やグローバル企業を中心に広がりを見せています。

【ジョブ型雇用の特徴】

• 仕事内容・責任範囲が明確
• 転勤や残業が少なく、柔軟な働き方も選びやすい
• 専門性やスキルで評価されやすい
• 時短・リモート・フレックスも可能なケースが多い

子育て世帯にとっては「会社に合わせる」から「自分のキャリアや生活に合った働き方」への転換として注目されています。

副業解禁の時代とワーキングペアレントのリアル

2020年以降、政府の後押しもあり「副業解禁」が急拡大。
総務省「令和４年就業構造基本調査」によると、副業を持つ人は全体の約4.8％。

【副業のメリット】

• 収入源が増やせる
• 新しいスキルや経験が得られる
• “本業＋α”でキャリアの幅が広がる
• 子育てや本業の事情に合わせて「在宅」「すき間時間」でも始めやすい

【副業の注意点】

• 会社規定や就業規則の確認が必須
• 税金や社会保険の知識も必要
• 時間管理や心身のバランスに注意

「副業＝転職」ではなく、“今の仕事＋自分の成長・安心”を両立する新しい働き方です。

キャリアデザインの新常識と仕事選びのヒント

「会社にキャリアを委ねる」時代から「自分でキャリアを描く」時代へ。
ワーキングペアレントが“自分らしい働き方”を選ぶには？

• 仕事内容・働く時間・場所など“優先順位”を明確に
• ジョブ型・副業・リモートなど新しい働き方をリサーチ
• 自分の「強み・やりたいこと」を棚卸し
• 転職サービスやキャリア相談も積極的に活用
• 家族やパートナーともキャリアの方向性を話し合う

まとめ・アクションリスト

新しい働き方は、ワーキングペアレントにとって「両立」と「自分らしさ」の実現につながるチャンス。
理想や条件を書き出し、情報収集・チャレンジを始めてみましょう。

アクションリスト

• ジョブ型雇用や副業可の求人をチェック
• キャリアの「軸」や「やりたいこと」をノートに書き出す
• 会社や家族と「働き方の理想と現実」を話し合う
• 必要ならキャリアコンサルタントに相談
• 無理せず、まずはできることから一歩踏み出す

注意点リスト

• 副業・ジョブ型の規定や条件は会社ごとに異なるので事前に要確認
• 時間や心身のバランスを崩さないようセルフケアも忘れずに
• 選択肢が多すぎて迷ったら“優先順位”を決めて整理しよう

「親キャリ」では、ワーキングペアレントのための働き方改革・キャリア選択のリアル情報を発信中。あなたの働き方体験談・悩みもぜひお寄せください！

【出典一覧】
・・JACリクルートメント「ジョブ型雇用の実態調査2023」
https://research.jac-recruitment.jp/information/339/
・総務省「令和４年就業構造基本調査」
https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2022/index2.html