月1回でラクラク!家族写真と子どもの作品を“見返せる思い出”にする方法

「撮るばかりで見返さないスマホ写真の山」「学年末に子どもが持ち帰る作品の山」——そんな“思い出渋滞”を、月1回たった15分〜30分の習慣で解消しませんか? スマホ写真と子どもの作品をフォトブックやデータに整理して、いつでも見返せるようにするだけでなく、遠く離れたおじいちゃんおばあちゃんともスムーズに共有する方法を具体的に解説します。

目次

なぜ“月1回”の整理がおすすめ?忙しい家族に嬉しい理由

家族の思い出は、撮りっぱなしだとどんどん埋もれてしまい、せっかく撮ったのに見返さないままになってしまいます。でも、月1回の短い時間で整理する習慣をつければ、こんな嬉しいことがたくさんあります。

  • 思い出が埋もれない:撮りっぱなしの写真をそのままにせず、しっかり“見返せる形”で残せます。
  • 整理がラクになる:毎月少しずつ整理するので、年末にまとめてやろうとして挫折する心配がありません。
  • 家族の笑顔が増える:一緒に写真を見たり、作品を整理したりすることで、家族の会話が自然と増えます。
  • おじいちゃんおばあちゃんも喜ぶ:遠く離れた家族にも、毎月“思い出便”として近況を伝えられます。
  • 子どもの自信につながる:自分の作品や写真が大切にされていると感じることで、子どもの自己肯定感も育まれます。

大切なのは「完璧を目指さない」ことと、「決めた枚数だけ選ぶ」こと。まずは気軽に始めてみましょう。


月1回、15分でできる!写真と作品の整理術

毎月決まった日に、たった15分〜30分でできる写真整理の習慣です。

  1. 「フォトブックの日」を決める(数秒)
    • 毎月第1日曜の夜など、カレンダーに「フォトブックの日」と書き込み、家族の習慣にしましょう。1回にかける時間は15分〜30分で十分です。
  2. 写真を“20枚から9枚”に絞る(数分)
    • その月に撮った写真の中から、厳選した9枚の写真を選びます。
    • 【選び方の例】:家族全員が写っている写真1枚/日常の様子がわかる写真1枚/イベントや行事の写真1枚/お子さん一人ひとりのベストショットなど、家族でルールを決めておくと選びやすくなります。
    • 【コツ】:連写した写真は、その場でベストショット1枚だけ残し、他はすぐに消しましょう。
    • 【子どもと一緒に】:お子さんにも2〜3枚選んでもらい、その写真の「ここが好き!」といったコメント(キャプション)も考えてもらうと、より愛着がわきます。
  3. 後から見つけやすいように!写真に名前をつけるコツ(数分)
    • スマホのアルバムに名前をつけます(例:「2025年6月_家族の思い出」)。
    • 写真にキーワード(タグ)をつけておくと、後から探すのが簡単です(例:#運動会 #初めての自転車 #作品)。
    • 【コツ】:スクリーンショットやレシートの写真は、専用の「雑」アルバムに分けておくと、大切な写真と混ざりません。
  4. フォトブックを注文したり、プリントしたり(数分)
    • 選んだ9枚の写真をフォトブックにしたり、L判サイズでプリントしたりします。
    • 【コメントの工夫】:写真のコメント(キャプション)には、「日付+一言+その時のキーワード」を入れましょう(例:2025/6/2 じてんしゃ5mこげた!)。後から見返した時に、より鮮明に思い出がよみがえります。
  5. おじいちゃんおばあちゃんとの共有方法(数秒)
    • デジタルの場合:毎月、共有アルバムのリンクを送ってあげましょう。
    • 紙の場合:フォトブックやプリントした写真を直接郵送したり、会う時に持っていったりします。
    • 【連絡のひな形】:「今月のベスト9です。運動会で本気の応援団長でした!」といった一言を添えると喜ばれます。
  6. 子どもの作品も一緒に整理(数分)
    • 子どもが持ち帰った作品も、この機会にスマホで写真を撮ってデータとして残しましょう。
    • 作品を撮ったら、専用の記録場所(例:Notionのデータベースなど)に「学年/作品のタイトル/作った日/イベント名」などを記録します。
    • 【原本の工夫】:現物の作品は、その年で一番気に入った「ベスト5」だけ残し、他は写真として残したら手放す(捨てる)ことを検討しましょう。

フォトブックや写真プリント、どれを選ぶ?おすすめサービスと選び方

  • 枚数と価格:毎月無理なく続けられるよう、少ない枚数から注文できて、送料込みで手頃な価格のサービスを選びましょう。
  • 直接送れる機能:おじいちゃんおばあちゃんに直接送れる機能があると、毎月忘れずに送ることができます。
  • サイズ:A5サイズやポストカードサイズなど、保管しやすいサイズを選びましょう。
  • コメント機能:アプリ内で写真にコメントを入れられるサービスだと、後から見返した時に楽しいです。
  • スマホアプリの使いやすさ:写真の編集や注文がスマホだけで完結するアプリだと、忙しい合間にもサッとできます。
  • 自動で写真を配置してくれる機能:写真を選ぶだけで、自動的にレイアウトしてくれる機能があると、時短になります。

おすすめサービス例

  • フォトブック:しまうまプリント、TOLOT、ノハナ、アスカネットなど
  • 写真プリント:フジフイルム、しまうまプリント、ネットプリントジャパンなど

子どもの作品、どう残す?写真で残すコツと手放し方

  • 作品撮影のコツ
    • 場所:自然光が当たる午前中がおすすめ。影が入らないように明るい場所で撮りましょう。
    • 背景:白い画用紙やシーツなどを背景にすると、作品が引き立ちます。
    • 撮り方:スマホを水平に持ち、真上から作品全体がしっかり収まるように撮ります。
    • 立体作品:立体的な作品は、3つの角度から写真を撮り、サイズが分かるように定規や自分の手などを一緒に写し込むと良いでしょう。
  • 記録のひな形
    • タイトル:年中・作品「はじめての紙ひこうき」
    • 記録項目:学年/作った日/どんな時に作ったか(図工の授業/自由研究など)/子どものコメント
    • キーワード(タグ):#年長 #図工 #母の日
  • 原本の整理
    • 保管するもの:お子さんが特に気に入っている「ベスト5」や、賞状など、紙の形で残したいものだけを保管しましょう(A3サイズの薄型ケースなどが便利です)。
    • 手放すもの:写真として残したら、現物は手放すことを検討しましょう。卒園や卒業の時に、選りすぐりの作品をまとめたフォトブックを作るのもおすすめです。

大切な写真データを守る!安心な保存方法と注意点

  • データを守る「3-2-1ルール」
    • 3つのコピー:大切なデータは、少なくとも3つの場所に保存しましょう。
    • 2種類の媒体:例えば、スマホ本体と、クラウド(Googleフォトなど)や自宅の保存機器(外付けハードディスクやNASなど)のように、異なる種類の媒体に保存します。
    • 1つは別の場所:クラウドのように、自宅とは別の場所に保存しておくと、災害時などにも安心です。
  • 共有する時の注意点
    • リンクの管理:共有リンクには期限を設定したり、家族限定の共有にしたりしましょう。
    • パスワード保護:パスワードをかけて共有する機能があれば、活用しましょう。
    • 個人情報に注意:写真の背景に、自宅の住所や子どもの学校名など、個人が特定できる情報が写り込んでいないか確認しましょう。SNSで公開する際は、家族で話し合い、子どもの顔出しについても慎重に検討しましょう。
  • 高画質設定の確認
    • スマホのカメラ設定で、写真が「高効率+高画質」で保存されているか確認しましょう。
    • クラウドサービスに写真をアップロードする際も、「オリジナルサイズで保存」を選び、画質が落ちないように注意しましょう。

家族みんなで楽しく続けるためのアイデア

  1. 「月9枚固定」にする:選ぶ枚数を決めておくと、写真選びの負担が減り、続けやすくなります。
  2. 選ぶ担当を交代する:今月はパパ、来月はママ、再来月は子ども、というように、選ぶ担当を交代制にすると、みんなが参加できて飽きません。
  3. 年末に「家族フォト大賞」を開催:1年間のベストショットを選んで、手作りの表彰状を作るなど、家族でイベントにすると盛り上がります。

こんな嬉しいおまけも!:写真整理の習慣は、家族の会話を増やし、思い出を言葉にする機会を与えてくれます。毎月、家族の“今”を振り返る貴重な時間が生まれるでしょう。


親キャリ編集部も実践!わが家の写真整理術

  • 毎月第1日曜に、家族で写真20枚ピックアップ→9枚に絞る(子どものブレ写真も「味」としてOKに)。
  • その場で作品撮影もまとめて実施(白いシーツを背景に自然光で撮影)。
  • 写真のコメントは子どもの口語のまま入力(「5mこげた!」といった表現が後から見ると宝物に)。
  • 月末にフォトブックが祖父母に届くように手配し、届いたらビデオ通話で「今月のご報告会」。
    この習慣を6ヶ月続けた結果、写真の迷子ゼロ、作品の山ゼロに。祖父母との会話も自然と増えました。

よくある質問Q&A

Q:忙しくて時間が取れない時はどうすればいいですか?
A:毎月は“写真を選ぶだけ”にして、フォトブックの注文やプリントは3ヶ月に1回など、まとめて行うのでも大丈夫です。ハードルを下げて、とにかく続けることを優先しましょう。

Q:過去に撮りためた写真が山ほどあるのですが、どうしたらいいですか?
A:まずは今年撮った写真から整理を始めましょう。過去の写真は、「運動会」「発表会」など、大きなイベントごとに区切って、クイックに選別していくのがおすすめです。全部やろうとすると挫折しやすいので、無理はしないようにしましょう。

Q:子どもが写真を選んでくれない時はどうすればいいですか?
A:3枚だけ、3分だけ、と時間を区切ってゲーム感覚で選んでもらいましょう(タイマーを使うのも有効です)。もしそれでも難しい場合は、親が選んで、最後に「これでいい?」と確認してもらうだけでも十分です。


まとめ・アクションリスト

家族の思い出は“ため込む”から“回す”へ。月1回の小さな整理習慣で、未来に残るアルバムが自然と増えていきます。完璧を目指すよりも、継続すること、枚数よりも写真に込められた物語を大切にしましょう。さあ、今月から始めてみませんか。

アクションリスト

  • カレンダーに「フォトブックの日(毎月)」を登録する
  • 写真アルバムの名前のつけ方ルール「YYYY年MM月_家族の思い出」を作成する
  • 家族で「月9枚ルール」を合意する(子どもにも2枚選んでもらう)
  • 子どもの作品撮影用に白い背景(画用紙など)を用意する
  • 祖父母への写真共有方法(共有アルバムのリンクを送る、またはフォトブックを直接送る)を決める
  • 大切な写真データを守る「3-2-1ルール」のバックアップ方針を設定する

注意点リスト

  • 連写した写真やスクリーンショットは、別のアルバムに分けて整理しましょう。
  • 写真の背景に、個人情報が特定できるもの(住所、学校名など)が写り込んでいないか注意しましょう。
  • フォトブックや写真プリントは、サービスによって色味や品質に差があります。試し刷りなどで確認してみましょう。
  • もし整理が続かなくなったら、“写真を選ぶだけ”に戻るなど、ハードルを下げて継続を優先しましょう。

「親キャリ」では、忙しくても“家族の今”を大切に残すライフスタイルの工夫を発信しています。あなたのフォトブック運用や作品整理のアイデアも、ぜひ編集部までお寄せください!

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