共働き家庭のタイムマネジメント術|子育てと仕事を両立する時短アイデア&実践コツ

「毎日が時間との戦い」――そんな共働きワーママ・ワーパパのリアルな声に応えて、子育てと仕事の両立に役立つタイムマネジメント術や時短アイデア、日常にすぐ取り入れられる両立のコツを紹介します。家族の時間も自分時間もあきらめたくないあなたへ、親キャリ独自の調査や体験談、専門家アドバイスをまとめました。

目次

子育てと仕事の両立が「時間が足りない」と感じる理由

共働き世帯では、朝から夜まで「やること」が山積み。
親キャリ編集部が2024年春に実施した読者アンケート(120名回答)でも、「子育てと仕事を両立する上で一番困っていることは?」という質問に約8割が「時間が足りない」と答えました。

朝の支度、保育園や学童の送り迎え、仕事、家事、子どもの習い事や学校行事…。どれも手を抜けず、毎日“やり残し”が増えていく。
「1日があと2時間あれば…」という切実な声も寄せられています。


タイムマネジメントの基本とよくある落とし穴

タイムマネジメントは「限られた時間を最大限に活用する工夫」。ですが、実際には次のような落とし穴にハマりがちです。

  • すべてを完璧にやろうとして自分を追い込んでしまう
  • 急な予定や体調不良で計画が崩れる
  • 家族間の連携不足でダブルブッキングになる
  • 「やらなきゃ」と思い込み、実は“やめてもいいこと”に気付けない

時間管理は「完璧」を目指さないのがコツ。できない日があってもOK!優先順位を決めて割り切ることも大切です。


共働き家庭の時短アイデア&両立コツ【親キャリ独自アンケート】

親キャリ編集部が集めた共働き家庭のリアルな時短アイデア&両立コツをご紹介します。

  • Googleカレンダーで家族全員の予定を共有し、朝晩10分の“ミーティング”で1日の流れを確認
  • 献立を1週間分決めて週末にまとめ買い。平日はレシピを考えない
  • 食洗機・ロボット掃除機・乾燥機付き洗濯機など時短家電をフル活用
  • 子ども専用の「できることリスト」を作り、身支度や片付けを自分で担当してもらう
  • 宅配食材や冷凍食品も上手に活用。「手作りじゃないと…」という思い込みを手放す

専門家が教える「時間の見える化」と優先順位のつけ方

時間管理の専門家・佐藤夏美さん(タイムマネジメントコンサルタント)からのアドバイスです。

「まずは1週間、タイムログを取ってみましょう。何にどれだけ時間を使っているか“見える化”すると、意外な“ムダ時間”や“やめてもいいこと”に気づけます。
また、緊急度と重要度でタスクを分け、家族みんなで協力できる仕組みを作ることが大切です。」

  • スマホのタイマーやアプリ(Toggl、TimeTreeなど)で家事や仕事、子どもとの時間を記録
  • 本当に必要なことだけを“優先”
  • できない日も想定してバッファ(余裕)を持つ

「完璧を目指すのではなく、“大切なこと”を見極めて家族みんなで協力する仕組みを作りましょう」(佐藤さん)


編集部スタッフのリアルタイムスケジュール公開

編集部スタッフ・田中(2児のワーママ/フルタイム)の平日スケジュール例を紹介します。

  • 6:00 起床・朝食準備
  • 7:00 家族で朝食・子どもの登校準備
  • 8:00 保育園送り・自分の出勤
  • 9:00〜17:00 勤務
  • 17:30 お迎え・買い物
  • 18:00 夕食準備・子どもの宿題チェック
  • 19:00 家族で夕食
  • 20:00 お風呂・翌日の準備
  • 21:00 寝かしつけ・自分のリラックスタイム
  • 22:30 就寝

「以前は全部自分で抱え込んで“余裕ゼロ”でしたが、夫と家事分担表を作ってから自分時間も確保できるように。
子どもも少しずつ生活習慣が身につき、自立してきたと実感しています。」


明日からできる!両立のアクションリスト&注意点

アクションリスト

  • 1週間のタイムログで「時間の使い方」を見える化(TogglやTimeTreeなどを活用)
  • 家族で家事・育児の分担を話し合い、Googleカレンダーなどで共有
  • 時短家電・宅配サービスをフル活用
  • 子どもにも「自分でできること」を増やしてもらう
  • 本当に必要なことだけに集中する勇気を持つ
  • 「今日はこれでOK!」と割り切る日をつくる

注意点

  • 無理して全部やろうとしない
  • できない日は「頼る」「手放す」選択も大事
  • 家族や職場にも相談して協力体制をつくる

「親キャリ」では、ワーキングペアレントの両立を応援するノウハウを発信中。あなたのタイムマネジメント実践例もぜひお寄せください!

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